Pinocchio√964

(1991/STEREO/color/96min.40sec.[964] )

【イントロダクション】

パンク、セックス、バイオレンス!
反逆と呪詛、狂気と自虐にみちた伝説のカルトムービー!
本作は、完成当初、映倫審査であまりに過激な内容の為に、異例の再審査を経てようやくR指定の判定が下された。
中野武蔵野ホールでの上映時には、劇場にライブ用PAシステムを持ち込んで爆音上映を展開し、10週間のロングランを記録。
海外ではロッテルダム国際映画祭で招待上映された他、ヨーロッパ25カ所(オランダ、ドイツ、ベルギー、フランス、イギリス他)で上映され、大きな衝撃と反響を巻き起こした。
出演は、主演の鈴木はぢ、ONN-CHANをはじめ、元フォーリーブスの北公次、落語家の三遊亭楽麻呂、舞踏家の大坪光路、京都が生んだ伝説のロックバンド、コンチネンタル・キッズのベーシスト・RANKOなど異色のキャストが集結。
石井聰亙監督作品をはじめ、多数の映画音楽を手がけている長嶌寛幸(DOWSER)が音楽監督を務めている。

【ストーリー】
 

過去の記憶を消し去り、精神を無にしてしまう手術(ロボトミー手術)を行うセントラルサービス社のナリシマは、”PINOCCHIO”というSEXプレーのみをインプットしたダッチハズバンドを売買していた。
ある日、金持ちの強欲女ラブリーA子に購入されたPINOCCHIO√964はSEXプレー中にバーストを起こし、街に捨てられる。無の状態で徘徊する√964。
そんなとき“ひみこ”という過去の記憶を持たない女と出会い、2人の生活が始まる。
一方、水面下では√964を抹殺すべくナリシマの魔の手が忍び始めた。
“ひみこ”の助けにより、言語能力を復活する√964。2人は愛し求め合う。
しかし、√964は、人間能力を回復するにつれ激頭痛に犯され、肉体変革を起こし、同化した“ひみこ”は、戻るはずの無い記憶を取り戻す。
自分の過去に√964が多大な衝撃を与えていた事を思い出し、錯乱した“ひみこ”は、激痛に耐えられず助けを求める√964に、一方的な戦いを繰り広げる。
唯一、残されたVISION(ナリシマ)の残像を頼りに助けを求めさまよう√964。
√964の肉体変革は、卓越した精神と運動神経を展開し、ナリシマと再会するが、もはや誰も√964を助けることは出来なかった。失意のどん底に落とされた√964が、“ひみこ”との最終戦争の末にみたものは・・・・。

【スタッフ】   

原作・脚本・監督・編集:福居ショウジン

総合プロデューサー  :工藤虎雄 
プロデューサー補   :磯野晴崇
脚本協力       :利重 剛、浜口 真、合田尚志
制作プロデューサー  :合田尚志 
撮影監督       :平澤和則
音楽監督       :長嶌寛幸 
音楽         :DOWSER
製作         :アイピーエス・ネットワーク 映像部、ホネ工房

【キャスト】

ピノキオ√964 :鈴木はぢ
ヒミコ :ONN-CHAN
ナリシマ :大坪光路
秘書 :原恭子
隊長 :三遊亭楽麻呂 
島田 :森厚太
補佐 :渡辺トミオ
幼女 :林安理
メイド :ゐろはに京子
看護婦 :原田美智子
看護婦 :藤原優子
医者 :町谷原病院医師
患者 :高田善光
餓鬼 :合田尚志
路ゆく男 :細谷隆広
ナレーション :AARON WILLIAM DAVID PROGOSH JOHN MCNAIR
ラブリーA子  :RANKO(コンチネンタル・キッズ)
マジックマン  :北公次(友情出演)

【コメント】

●〈ピノキオ√964〉は「鉄男」以来久しぶりに日本に誕生した世界を破壊するエネルギーに満ちた映画である!
小松沢陽一(東京国際ファンタスティック映画祭プロデューサー)

●観客を嬲り挑発する狂気のような映像と音響。過激な暴走も潔いとてつもないサバイバル・ムービーだ!
北川れい子(映画評論家)

●この《体感シネマ》はひとつの革命だ!パワフルな音響が襲い、スクリーンが家まで追っかけてくる。凄い!!
金井勝(映画監督)

●ったくウルセエ映画だゼ。これを映画の新種“インダストリアル・ノイズ・パンク・ムービー”と呼んでやれ。
塩田時敏(映画評論家)

●最後まで耐えた自分は誉めてあげたいが、ラストシーンに感動した自分は怖い
石井聰亙(映画監督)

●確かにグシャグチョなのである。そういうウワサはいっぱい聞いてるだろう。しかし最も重要な事は、それらの全てがピノキオという言葉でつらぬかれてるという事で、それは例えば、チェーンソーで自分の足を切断しときながら裏ジャケがドラえもんの山塚アイと同じくらいに素晴らしいのだ。飴屋法水

●「ゲロリスト」の成長に吐き気をこらえて乾杯。
松田政男(映画評論家)

●なんて大バカな映画なんだ。でも今どきの小利口映画の群れの中にあって、この“バカさ”は実に清々しい。
武藤起一(PFFディレクター)

●観終わったあと、ミョウに気持ちがよいのは、なぜなんだ。
利重剛(映画監督)


[予告編]



[海外映画祭 上映履歴]

2013年  t-mobile ニューホライゾン国際映画祭(ポーランド)(Midnight Madness : Cyberpank(サイバーパンク)部門)

1992年 ロッテルダム国際映画祭(オランダ)(招待作品)