(2008/DV/カラー/4:3/40分)
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1980年代末から90年代初頭。
石井聰亙・黒沢清・山本政志らインディペンデント・シーンをムーブメントにまで高めた先人たちの流れを受け継ぎ、園子温・塚本晋也など次々と刺激的な映画を作る若手監督が現れた。
その個性がひしめく時代に、圧倒的に異彩を放ち続けた存在、福居ショウジン。
映像制作集団・ホネ工房を率い、1万人を超える驚異的な観客動員を果たした『ピノキオ√964』や『ラバーズ・ラバー』など、海外でも上映・販売されるほどの熱狂的なファンを獲得する問題作を発表した。
時は流れ、2007年。
福居はインディペンデント系若手監督のユニット・over8のトークゲストとして出演し、"映画の新しい可能性を追求する"というover8のテーマに刺激を受け、自らの原点であるインディペンデントに立ち返った映画制作を決意する。
そのため福居は、10年ぶりにホネ工房を再結成。
すぐに動き出した企画は、伝説と、そして新たな熱を巻き込み、完成した。
それが『the hiding -潜伏-』である。
別れた恋人のストーカー行為に怯えるヒロインが、自宅に侵入してきた謎の女の血液を媒介として、
秘められた能力を覚醒させていく。
予測不能のストーリーが進行する本作は、世界に類を見ないサイキック・シチュエーション・スリラーである。
また、90年代当時に福居の伝説を間近に体験していた、over8メンバーの蔭山周が撮影を担当したことにより、さらに凄みを増した福居の世界観を存分に体験できる作品である。
今回、『the hiding -潜伏-』公開にあたり、06年にオリジナルDVD作品として発表された『怨廻』の再編集バージョン、『出れない』も併せて公開される。
監督自らが再構成し、新たなタイトルのもとに生まれ変わったこの作品もまた、福居の新境地を示すものとして往年のファンに新鮮な驚きをもたらすに違いない。
また、期間中にイベント上映として『ピノキオ√964』『ラバーズ・ラバー』など旧作上映も決定。
"潜伏"から"覚醒"へ。福居ショウジン復活祭が、幕を開ける。
『the hiding -潜伏-』(2008/DV/カラー/4:3/40分)
配給 ホネ工房/シネマアートン下北沢
配給協力 シーグリーン
<出演>
有田鳴海役・・・溝手真喜子
坂元愛子役・・・秋津ねを
米沢伸一役・・・友利栄太郎
<スタッフ>
製作・配給・宣伝・・・・・・・・ホネ工房
プロデューサー・・・・・・・・・遠藤彰夫
監督・脚本・編集・・・・・・・・福居ショウジン
制作・照明・美術・・・・・・・・友利栄太郎
撮影・照明・録音・・・・・・・・蔭山周
特殊造形・・・・・・・・・・・・椋梨夜
助監督・・・・・・・・・・・・・加島優一
制作・宣伝・・・・・・・・・・・東澤俊秀
デスク・・・・・・・・・・・・・藤川久美子
[海外映画祭 上映履歴]
2010年・9〜10月 Festival de Cine Inusual de Buenos Aires(アルゼンチン)(Internationl/Focus部門)
2010年・5月 ハンブルク日本映画祭(ドイツ)
2010年・5月 Mar del Plata 国際インディペンデント映画祭(アルゼンチン)
(CINE INUSUAL EN EL MARFICI)
2010年・4月 ニッポンコネクション(ドイツ)((NIPPON DIGITAL部門 Shozin FUKUI Special)
2009年・1月〜2月 ロッテルダム国際映画祭(オランダ)(短編部門 Spectrum- Shorts)
S-94 (2009)
the hiding-潜伏- (2008)
出れない (2007)
ラバーズ・ラバー (1996)
ピノキオ√964 (1991)
キャタピラ (1988)
ゲロリスト (1986)
METAL DAYS (1986)